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ねこ

あ。

ねこ!

ねこー!

というようなことがあった。冬は寒い。とても寒い。
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雪降る自転車

雪が降った次の日、凍った道を無理やり自転車に乗って仕事へ行った。

自転車のかごの中には雪が沢山入っていた。
それが自転車を走らせるたび、さらさら、さらさら、とかごの隙間から落ちて行くのだった。

雪降る自転車

食事のはなし


最近レトルト食品をレトルトに見せないキャンペーンを開催しています。
みんないざという時の為にお金を貯めてると聞いたけれど、我が家はわりと常にいざという時。貯金が出来ない。
ここでいう みんな とは、一体どこにいるんでしょうか。みんなそうしてる、などの文章に隠れてる「みんな」って存在が私は怖い。

家の中って実はとても食料があります。天袋を開ければ海苔やお茶。台所の床下を開ければシーチキンや切り干し大根。安いからと大量に買った辛ラーメンや謎の小袋に乾いたキクラゲとかが入っていたりします。レトルトパウチのカレーとかもう地獄みたいにあります。
にぼしは手の届くところにあるよ。毎日食べるものでしょう。何言ってるんですか。

正月にいくらや数の子や調子に乗ったかまぼこなどを涼しい顔で購入するためそれらを駆使し、美味しいものが多いと噂の秋が過ぎ去ったこの中途半端な時期をケチく美味しく乗り切ろうって作戦です。

写真を載せたりして詳しく解説しようかと思ったのですが今日は面倒なので恐竜の絵を描きます。



やっぱり夜にキリンの向こう側にいる人の絵にしました。
暖かくして寝てくださいね。

鉄棒になりたい

鉄棒は考えないし、もし考えても「あ、パンツ見えた」くらいだろうし、黙ってゆっくり錆びたらいいから羨ましい。大袈裟に飾り付けられることもないから羨ましい。端っこで黙っていたらいいのは羨ましい。
日陰の草は下向いて、雨を浴びたらいいから羨ましい。

林檎はめんどくさい。大きな赤い実を付けるなんて、いちいち白い袋で覆われるなんてめんどくさい。
縄跳びは痛い。地面に叩きつけられるのは痛い。
パンの生地は膨らむから羨ましい。いい匂いで誘えるのは羨ましい。

人間はめんどくさい。痛いしめんどくさい。ひたすらにめんどくさい。
やめちまいたいけど何度だって、何度だって生まれたい。たまには鉄棒になりたい。
ブロッコリーにもなってみたい。あたまにつぶつぶのある感触を知りたい。主に茹でられたい。
明日起きたら君になってたい。君の目で景色を見たい。慣れない身体で遊びたい。いたずらもしたい。
もう一度走りたい。怪我を恐れなかった頃に戻りたい。

言葉を無くしたい。君に新しい名前をつけたい。とびきり嫌われるような、ひどい名前をつけたい。
悲しいも嬉しいも、もっと違う言葉を使いたい。もう、私は鉄棒になりたい。
言葉をなくしたら、鉄棒になりたい。黙って錆びたい。ただそれだけなのです。ただ、それだけなんです。


出来るだけ忙しいのよと言いたげに動いて、大袈裟に着替えを済ます。
外は明るくて、何かを咎められているような気がしたんだ。

ペロペ ペロペ

ポテトの揚がった合図が耳障りな店内で、私は忙しくコーヒーを飲む。
来る途中道の反対側を見やると、先週偶然出会った黄色い犬が、またぼんやりと立っているのが見えた。

それなりに息を止めたりため息をついたりしながら本を読み、灰を人差し指でとんとんと落とす。
帰り道、あの犬のところへ寄ろうと決めていた。

少し日が傾く中、自転車にまたがる。
黄色い姿が見えなくて、もう奥に引っ込んでしまったかな。散歩にでもいったかな。確かめもせずに家へと手前の角を曲がった。すぐに方向転換をして、来た道を戻った。

道路沿いにある薄っぺらい木製の扉。
水とエサの白い容器が並んでる。
犬はいなかった。

特別可愛いでもない。黄色にまだらの、中途半端な大きさ。
ひどく優しい目をしていて、もしかしたら疲れているだけなのかもしれなかった。
空っぽの犬小屋に「また来るね。」とだけ言って、家に帰った。